札幌馬主協会

お知らせ・イベント

ゴルフコンペ(愛馬会)を開催いたしました

 札幌馬主協会夏の恒例イベント「愛馬会」(ゴルフコンペ)を8月5日、恵庭市の恵庭カントリー倶楽部で行いました

 当初は7月29日を予定していましたが、大雨により中止。急な日程変更ではありましたが協会会員ほか岡田稲男、加藤和宏、久保田貴士、昆貢、武英智、谷潔、長谷川広大、的場均、宮徹調教師、川又賢治、濵中俊、古川吉洋、横山和性騎手など多くの厩舎関係者含む30人の方々にご参加いただきました。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。

 ルールはダブルペリア方式(ダブルパーカット、ハンデキャップ、打ち切りなし)で行われ、上位4名がネット1打差以内という大接戦。結果は、今回が4度目の出場となる下屋敷千尋会員(HDCP3・6)が「阿寒」35、「摩周」39のNET70・4でまわって優勝。ベストグロス賞(74)とあわせて受賞し、秋谷委員長から歴代の優勝者の名前が飾られた優勝トロフィーを受け取りました。


優勝した下屋敷さん(右)と秋谷委員長

 下屋敷さんは「急な日程変更で参加者が減ってしまったのは残念ですが、一緒にラウンドさせてもらった長谷川調教師、古川騎手とは普段はなかなか出来ないような競馬以外の話をたくさんさせてもらい、楽しくプレーすることができました。優勝できたのはラッキーのひと言。来年も日程があえばぜひ参加したい」と意欲を見せていました。

 なお、準優勝は「阿寒」43、「摩周」43でネット同スコアを記録した函館馬主協会の杉澤真吾会員(同15・6)。微差の3位には「阿寒」46摩徳「45」の得永光雄会員(同20・4=NET70・6)となりました。

 参加いただきましたみなさまには、最後まで和気あいあいとした雰囲気の中で親睦を深めていただき、感謝申し上げます。(事業サービス委員会)


たくさんの方にご参加いただきました

札幌競馬終了とターフパーク営業のお知らせ

今年の夏も大変な暑さとなり、お盆を過ぎてもまだ夏の余韻を残しつつ
本年の札幌競馬が終了しました。 

札幌競馬場の楽しみはレースだけではございません(*^^*)
キッズイベントが盛りだくさんの札幌競馬場ターフパークが9月15日から10月27日まで営業しますので
是非ご家族揃って秋の行楽をお楽しみください。

サマーセールが開催されました

サマーセールが開催されました

8月19日(月)より24日(土)まで、HBA日高軽種馬農業協同組合主催のサマーセール2024が開催されました。
本年は1日の上場馬上限を250頭とし、土曜日までの延べ6日間に亘る開催となり、
上場総数は1,265頭(牡:672頭、牝:593頭)と国内最大規模の1歳市場、多彩な素質馬が集まりました。

セール期間中は午前8時30分から上場番号順のグループに分けて比較展示が行われ、11時30分からセール開始。
例年より1日多い開催期間でしたが、昨年よりも早い18時頃に終了となるスケジュールで連日執り行われました。

 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
8月19日(月) 1日目
初日から快晴となり、購買者の姿も多い中で開始されたサマーセール。
出足はゆっくりとした動きで、初日の最高落札価格はダノンキングリー産駒の牡馬、(有)梅田牧場生産の上場No.84 アルカイクスマイル2023で
2530万円にて㈱チャンピオンズファームが落札。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【1日目成績】
上場頭数:204頭 (牡109頭、牝95頭)
売却頭数:155頭 (牡91頭、牝64頭)
売却率:75.98%
平均価格:6,655,355円
売却総額:1,031,580,000円
最高落札価格:25,300,000円
(税込)

8月20日(火) 2日目
前日夜から雨が続く中でも購買者の足は変わらず、比較展示から真剣な表情で馬を見る姿が多く見られました。
スタートから活発な掛け声が飛び交い、初日より勢いを感じる2日目。

この日の最高価格は成田 隆好氏落札の 村上欽哉生産 上場No.397 ダンシングロイヤル2023(牡・父ヘニーヒューズ)で3520万円、
2番目は半兄に目黒記念勝ち馬ムスカテールを持つモリナガファーム生産 上場No.361 シェリール2023(牡・父サトノクラウン)を
寺田 千代乃氏が3410万円で落札。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【2日目成績】
上場頭数:205頭 (牡119頭、牝86頭)
売却頭数:164頭 (牡98頭、牝66頭)
売却率:80.00%
平均価格:7,441,098円
売却総額:1,220,340,000円
最高落札価格:35,200,000円
(税込)

8月21日(水) 3日目
肌寒かった2日目とは打って変わり25度を超える夏日に。前日に引き続き多くの購買者が来場する中、
北海道静内農業高等学校からマドリガルスコア2023(牝・父ミスチヴィアスアレックス)と
ナリタトップスター2023(牡・父アニマルキングダム)の2頭が上場され、
それぞれ日本中央競馬会、峰 哲馬氏が購買されました。

最高価格は上場No.555 (有)平野牧場生産のキリエ2023(牝・父ダノンスマッシュ)で、秋元 竜弥氏が2750万円で落札。
本日は最後の上場馬まで購買者の姿が多く見られ、折り返し後半のセリに期待が持てる3日目となりました。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【3日目成績】
上場頭数:203頭 (牡116頭、牝87頭)
売却頭数:169頭 (牡102頭、牝67頭)
売却率:83.25%
平均価格:6,888,343円
売却総額:1,164,130,000円
最高落札価格:27,500,000円
(税込)

8月22日(木) 4日目
昨日までに比べゆっくりとした購買者の動き始めも、売却率、取引平均額は昨日とほぼ同等に。
4日目の最高価格馬は㈱寺井牧場生産の上場No.665 ファシネイション2023(牝・父イスラボニータ)で池袋レーシングが3800万円で落札。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【4日目成績】
上場頭数:192頭 (牡90頭、牝102頭)
売却頭数:159頭 (牡79頭、牝80頭)
売却率:82.81%
平均価格:7,194,969円
売却総額:1,144,000,000円
最高落札価格:30,800,000円
(税込)

8月23日(金) 5日目
昨晩降った雨も朝には上がり、晴れ間も覗く汗ばむ暑さに。
この日は2日目の最高落札価格に迫る3410万円で(有)谷口牧場生産 上場番号1047番 ダークマレイン2023(牡・父ダノンプレミアム)を竹園 正継氏が落札。

この5日目で売却率、取引平均価格はセール開催中で最高値を記録しました。

【5日目成績】
上場頭数:195頭 (牡105頭、牝90頭)
売却頭数:164頭 (牡92頭、牝72頭)
売却率:84.1%
平均価格:7,885,122円
売却総額:1,293,160,000円
最高落札価格:34,100,000円
(税込)

8月24日(土) 6日目
最終日は朝から快晴となり、天気も手伝って朝から来場者の出足は好調。
30度近くとセール期間中では最高気温の夏日となりました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

最終日に来てセールを通して最も高い売却率となり、最高落札価格も更新。
最高価格は(有)グランド牧場生産 上場No.1154 レディマドンナ2023(牝・父ヘニーヒューズ)で、江馬 由将氏が5280万円で落札。

  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【6日目成績】
上場頭数:188頭 (牡94頭、牝94頭)
売却頭数:166頭 (牡86頭、牝80頭)
売却率:88.3%
平均価格:7,719,217円
売却総額:1,281,390,000円
最高落札価格:52,800,000円
(税込)

6日間の開催を終え、古川市場長はインタビューで

「土曜日まで1日延びたのでお客さんが残ってくれるか心配だったが、一番売れたのが最終日という結果に驚いた。
 昨年は1日の上場頭数が多く、終了時間が遅くなったことから、6時過ぎくらいに終わるような計画で募集を取ったところ、
 どうしても5日で収まらない頭数となったために6日間開催となったが、スムーズに上場することが出来た。
 土曜日までの開催は初めてだったため心配していたが、一番良い結果が出たことは嬉しい誤算。
 最終日は素質馬が多く上場されていたこと、前半で買いきれなかった購買が最終日に集中したことで
 売却率が上がる結果につながったと思う。
 トータルでは昨年を少し上回るか昨年並みの結果となり、セプテンバーやオータムに期待出来るのではないか。
 来年の開催については少しずつ良くするためにセールの結果から検討したい。
 一日の上場頭数を250頭に制限し、なるべく早く終了する日程としたことは、
 馬主の方、生産者、コンサイナーの皆さんに喜んで頂けた。
 来場者がバラける形で前半後半でお客さんが入れ替わり、購買したい馬を目掛けて来場されていたと思う。
 今後のセールも今回の売却率を維持できることを目指してやっていきたい。」

とコメントしていました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

長期開催となりましたサマーセールは過去最高となる高い売却率で盛況に終了しました。
次回、セプテンバーセールは9月17日(火)から19日(木)の3日間で開催を予定されています。
詳しくは主催者ホームページをご確認下さい。
HBAセプテンバーセール2024 開催概要

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【サマーセール6日間総合成績】
上場頭数:1187頭 (牡633頭、牝554頭)
売却頭数:977頭 (牡548頭、牝429頭)
売却率:82.31%
平均価格:7,302,559円
売却総額:7,134,600,000円
最高落札価格:52,800,000円   上場No.1154 レディマドンナ2023(牝・父ヘニーヒューズ)(有)グランド牧場生産 

(税込)

オンライン購買登録者数  131人  
        応札数  552ビッド
        落札数  36頭

※記事には公式オンライン中継からキャプチャを利用した画像が含まれます

夢とロマン 競馬との出会いに感謝

 大阪市に本社を構え、全国を拠点とし主にリフォーム事業を行っております株式会社オンテックス代表取締役会長兼CEOの小笹公也と申します。冠名「ホウオウ」の馬主、兄の小笹芳央の紹介でこの度、札幌馬主協会に入会させて頂きました。今年4月に京都競馬場で行われた天皇賞(春)にてテーオーロイヤルが悲願の優勝。これも関係各位の皆様のご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

小笹 公也(おざさ ともや)さん

2024年の天皇賞・春を制したテーオーロイヤル号
2024年の天皇賞・春を制したテーオーロイヤル号

 私が馬主になったきっかけですが、トローリングに旅行、それにゴルフなど、とにかく多趣味だった私がある社員と出会い、馬主人生をスタートさせました。その社員は本当に馬が好きで北海道へ行き地方競馬の厩務員をしていました。その後、関西に戻り弊社で働くことになった彼があまりにも馬の話ばかりするので、子供の頃に父に頼まれ競馬新聞を買いに行った事を思い出し、実際に北海道へ足を運び、牧場を回ったのがきっかけです。

 馬主資格を取得して15年、なかなか重賞には縁がありませんでした。ですが、2018年に転機が訪れ、テーオーエナジーが兵庫チャンピオンシップで重賞初優勝。その1ヵ月後にテーオーヘリオスが北海道スプリングカップで優勝。ここまで馬主を続けてきて本当に良かったと報われた瞬間でしたし、これをきっかけに競馬が更に10倍楽しくなりました。現在テーオーヘリオスは宮崎県で種牡馬として活躍しており、私も子を既に1頭所有し、更に来年にも子供が産まれる予定ですので心待ちにしています。


この勝利をきっかけに競馬が10倍楽しくなったと言う北海道スプリントカップ(テーオーヘリオス号)

 そして、代表馬のうちの1頭であるテーオーケインズとの出会いが私の馬主生活をより豊かにしてくれました。
 出会ったのは日高のヤナガワ牧場。元々、馬主を始めた時に育成牧場兼エージェントをされている方に出会い、その方がヤナガワ牧場さんと懇意にされていたのでヤナガワ牧場を主流にさせて頂くことになりました。私が馬を選ぶ時は目を見るようにしています。可愛らしくて賢そうな目が好きで、テーオーケインズを初めて見た時も賢そうな顔をしているなと思いました。

 そんなテーオーケインズが2021年の帝王賞、チャンピオンズカップ優勝。特に中京競馬場で行われたチャンピオンズカップでは6馬身差で1着。本当に感無量でした。
そして、その年テーオーケインズは、JRA賞最優秀ダートホースにも選出され、世界にも挑戦させて頂きました。サウジカップは初めての海外遠征という事もあり悔しい結果になりましたが、昨年行われたドバイワールドカップでは状態が非常に良く、結果は4着。最後までよく追ってくれましたし、世界を舞台にこれほど頑張ってくれた事が凄く有難かったです。競馬で世界を目指すなんて20年前の私では考えられませんでしたし、まさに競馬は夢とロマンだなと。改めて実感しました。テーオーケインズは今年北海道で種牡馬入り。競走馬としてレースをもう観る事が出来ないのは大変寂しいですが、また新たな夢を見せてくれるテーオーケインズに感謝すると共に産まれてくる子供達にも期待しています。

オーナーに初のGⅠタイトルを届けたテーオーケインズ号(2021年チャンピオンズカップ)写真提供/週刊ギャロップ

 そして今年、怪我で療養していたテーオーロイヤルの復活。2年前のダイヤモンドステークス優勝後、年齢的にも期待が高まっていた時期に放牧先で右後肢を骨折し長期休暇を余儀なくされ、本当に無念でなりませんでした。その後約1年ものブランクを経て、復帰戦はアルゼンチン共和国杯。結果は出せませんでしたが、とにかく競走馬として再びターフに戻って来てくれた事への喜びはひとしおでした。そこから2年越しのダイヤモンドステークスで優勝し、阪神大賞典で二連勝。そして今年4月に京都競馬場で行われた天皇賞(春)で完勝、完全復活を遂げてくれました。私も家族と一緒に現地で応援をしていましたが、3200mの長い距離をもろともせず外から徐々に順位を上げていき、直線で一気に末脚を発揮する姿に胸が熱くなったと同時にロイヤルのスタミナに驚嘆しました。人馬ともにG1初優勝。関係者の皆さんと喜びを共にすることができ、嬉しい限りです。レース後はロイヤルの脚にごく軽度の骨折が見つかりましたが、この秋復帰予定ですのでまたターフで存分に花開かせてくれる事を心待ちにしています。

 また、今年の5月に同厩舎の2頭、テーオーサンドニとテーオーパスワードがアメリカへ海外遠征。不慣れな土地、環境でのレースにも関わらず、共に才能を遺憾なく発揮し、結果は2着と5着で素晴らしい結果を残してくれました。この2頭の今後の競走馬人生に期待しています。

 競馬に携わらせて頂き20年、沢山の方と出会い、人生に大きな喜びと感動を得られる。そんな素晴らしい馬主人生を送れるのは調教師や厩務員、調教助手、騎手、生産牧場、育成牧場、応援してくださるファンの皆様、馬に関わる全ての方たちとのご縁とご協力の賜物です。まだデビューしていない子も含めた冠名「テーオー」を背負った約80頭の馬たちと、日本だけで無く世界各国で活躍する競走馬達が現役中は勿論の事、引退後もより良い余生を過ごせるよう微力ながらお力添え出来たらと考えております。

セレクションセールが開催されました

7月22日(月)に、より厳選された馬が上場するプレミアムセッション134頭から始まり、

23日(火)181頭・24日(水)180頭と開催された今年のセレクションセール。

今年は800頭以上の上場申し込み馬の中から500頭を選出。

セレクションセールは血統基準と、日本市場唯一の実馬検査によって選抜された1歳馬たちが上場するプレミアム市場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

選定の基準となるのは

・血統

・馬体検査

・セール当日に合わせたコンディション

とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日間とも、午前8時30分から上場番号順にグループに分けて比較展示が行われ11時30分からセールがスタート。

 初日のプレミアムセッション冒頭では2023年度のJBCスプリントを制したイグナイター号の表彰式が行われたあと11時半からセールが開始されました。

 

 

 

 

 

 

 

 初日の最高価格はセレクションセール史上歴代2位となる1億円で、坂口 直大氏に落札された

上場番号49番スターズアイランド2023(牡、父キズナ・(有)笠松牧場生産)で

3日間通しても当馬が最高取引額でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1日目成績】

上場頭数:134頭 (牡104頭、牝30頭)

売却頭数:127頭 (牡99頭、牝28頭)

売却率:94.78%

平均価格:28,288,189円

売却総額:3,592,600,000円

(税込)

 

 

 

2日目の最高額落札馬は88,000,000円で岡本 真二氏に落札された

上場番号194番ゴールドチェイス2023(牡、父ドレフォン・(有)グランド牧場生産)でした。

 

 

 

 

 

 

 

同じく88,000,000円で合同会社DMM.comが落札したのは

輝く尾が一際目立つ上場番号256番レインオンザデューン2023(牡、父Frankel・(有)飛野牧場生産)で、牝馬の最高価格となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

【2日目成績】

上場頭数:177頭 (牡124頭、牝53頭)

売却頭数:157頭 (牡110頭、牝47頭)

売却率:88.7%

平均価格:16,517,516円

売却総額:2,593,250,000円

(税込)

 

 

 時折雨に見舞われた3日目の最高額落札馬は

上場番号501番サンジョアン2023(牡、ルヴァンスレーヴ・(有)グランド牧場生産)で 竹園 正継氏に57,200,000円で落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【3日目成績】

上場頭数:173頭 (牡111頭、牝62頭)

売却頭数:128頭 (牡81頭、牝47頭)

売却率:73.99%

平均価格:13,527,422円

売却総額:1,731,510,000円

 

(税込)

 

【総合成績】

上場頭数:484頭 (牡339頭、牝145頭)

落札頭数:412頭 (牡290頭、牝122頭)

売却率:85.12% (前年91.86%)

売却総額:7,917,360,000円

平均価格:19,216,893円

最高価格:110,000,000円

 (税込)

 

 

3日間の開催を終え、古川市場長はインタビューで

「昨年の売却率には届かなかったが1日目にプレミアムセッションを導入したことにより

クラシックを狙えるような良い馬が上場した。

2日目、3日目は地方でも活躍できそうなラインナップが揃い、結果の盛況につながったと思う。

セレクションセールを終えたあとはすぐに来年の目標を再考する予定です。」

と話していました。

 

 来年はまた更にグレードアップしたセレクションセールになることを期待しています。

 

オンライン購買登録者数  55人(昨年46人)  

        応札数  153ビッド(昨年152ビッド)

        落札数  22頭(昨年7頭)

 

 

次回HBAの8月のサマーセールは、当初の予定では5日間開催の予定でしたが、申込み頭数が多いため1日延長し、6日間開催に変更になりました。

 詳しくは主催者ホームページをご確認下さい。

HBAサマーセール2024 開催概要 

豊かな色彩と、賑わいを愉しむ札幌競馬

 札幌競馬場の最寄り駅であるJR桑園駅。
無料の送迎バスも出ているのだが、私は敢えて競馬場までの10分少々の道のりを歩くことにしている。
いま、地下道や連絡橋で直接駅と繋がった競馬場が多い中、札幌競馬場は駅から公道を歩いて向かえる数少ない競馬場になった。

 桑園駅周辺は高層住宅などの開発も一部で進む一方、まだ古い民家や店舗の建屋も残されていて、競馬場へ向かう道すがら、往時のこの場所の雰囲気を偲ばせる風景にも行き会うことが出来る。歩道に立つ街路樹の脇には、ピンク色の色鮮やかなタチアオイが綺麗な花を咲かせ、私たちの目を楽しませる。

 花の風景は、競馬場に近づいても続く。競馬場入口から入場門へと続く通路の右手、広々とした場内との風景を隔てる柵には、色鮮やかな花々が飾られており、独特の雰囲気を醸し出している。昨年は、柵の向こうの場内側に真っ白なアジサイの花が無数に咲いており、芝生の緑との鮮やかなコントラストには思わず目を奪われた。場内に入れば、パドックサイドを中心に、花と馬のある風景。札幌競馬場の色彩豊かな風景は、他の競馬場にない独特な雰囲気を醸し出し、私たちの目を楽しませてくれる。

 札幌競馬場は、競馬そのものの風景も実に多彩。
パドックでもコース際でも、馬がとても近くて迫力があるし、スタンドの高い場所からはコース全体を一望できる手頃なスケール感も魅力だ。
そんな競馬の風景にも、同じ場所からだけではどうしても見慣れてきてしまう。
そんな向きには、地下道を通ってターフパーク(内馬場)に足を運ぶことをお勧めしたい。
コースを挟んで反対側から見るスタンドの全景は、思いのほか新鮮。ターフパークにも馬券売り場や飲食施設は充実しており、エリア全体は小さな水路や草花、子ども向けの遊び場もあって、あたかも一つの公園のように整備されている。女性のためのリラックススペース「UMAJOスポット」も、札幌競馬場ではターフパーク内のテラス席に設けられている。

 ターフパークからのレース観戦は、一段高くなっている「セイテンスタンド」からの観戦がお勧め。
そこに上がると、普段は芝コースに隔てられて遠いダートコースが、手が届くほど近くに見える。
この場所から、スタンドを背景にしてダートコースで競り合いを演じるレースを見れば、スタンド側から見るものとは全く趣の異なる、新鮮な競馬の風景に出会えるはずだ。

 一方、競馬の楽しみはレースが行われている間だけでは終わらない。
競馬観戦の後、酒食をともにしながら仲間と語らい、明日への英気を養う時間も言わば競馬の「延長戦」。
勿論、札幌の場合はすすきのを中心とした繁華街での楽しみを思い浮かべる方も多いと思うが、文字通りの「延長戦」を楽しめる場所として紹介したいのが、競馬の場外発売所「Aiba札幌駅前」に併設されたカフェ&ダイニングバー「スタンピーズ」だ。

 札幌駅北口改札から徒歩2分だから、札幌競馬場を出てから最速20分程度で着けるとても便利な場所にあるこのお店。
カジュアルな雰囲気でお酒や食事を楽しみながら、場内に多数あるモニターで放映されているレース映像を見ながら、馬券は在席投票システムにより酒席を離れることなく購入出来るという、競馬ファンや関係者にとっては文字通りの「夢のような」場所なのだ。

 今年は、暑熱対策の一環で一部日程において「競走時間帯の拡大」が実施される。
具体的には16時過ぎに札幌競馬の最終レースが終わった後、引き続き18時25分まで新潟競馬が行われることになる。ならば、札幌で最終レースが終わるタイミングで一足先にこの「スタンピーズ」に足を運べば、「0次会」としてグラスを傾け食事を楽しみながら、引き続き馬券を買って新潟最終レースまで競馬を存分に楽しむことが出来る。札幌駅近辺まで来てしまえば、すすきのの繁華街も目と鼻の先。そこから先は目指すお店に移るのもいいし、そのまま「スタンピーズ」に留まれば、引き続きばんえい帯広や高知・佐賀のナイター競馬と馬券も、最後までたっぷりと楽しむことも出来るのだ。

 わずか7週、されど、かけがえのない開催14日間。
今年も札幌競馬場では、わくわくするような色彩ある風景、そして人々との出会いと賑わいに、きっと行き会えるに違いない。そんなふくらむ期待感を胸に、札幌の夏本番を告げる競馬の幕開けを、いま心待ちにしているところだ。

 

 

坂田 博昭(さかた ひろあき)

【プロフィール】
1968年東京生まれ。ブロードキャスター。
グリーンチャンネル『中央競馬中継』キャスターを18年間勤めたあとは、「競馬を契機に人々が集まる場所」をテーマに、全国の競馬場や場外発売所での予想イベントなど「現場」での仕事にも注力。日本に数名しかいない、フリーランスのカーリング実況アナウンサーの草分け的存在でもある。

馬産地でサラブレッドセールのシーズンが始まりました

5月の札幌競馬場でのトレーニングセールを皮切りにサラブレッドセールが始まり

7月からは本格的に馬産地北海道でセールが続く季節になります。

 

7月8日、9日は苫小牧市で2024セレクトセールが開催されました。

 

7月8日(月) 1日目 1歳セッション

当日の朝の天気は雨が降っていましたが

上場馬の展示時には雨は落ち着き、

セール開始にはセレモニーが行われたのち、本せりを開始しました。

 

最高価格馬は上場番号100

父キタサンブラック・母デルフィニアⅡの牡駒で、590,000,000円でロデオジャパンに購買されました。

牝馬の最高価格は上場番号71 アスコルティ2023

(父キタサンブラック)は、(株)ダノックスによって400,000,000円で購買されました。

 

 

 

種牡馬別では

高額上位10傑の中に4頭の産駒を送り込んだエピファネイアが12頭の産駒で2,218,700,000円。

 

牡馬、牝馬の最高額馬を送り出したキタサンブラックも同じ12頭で1,917,300,000円を売上げ、

 

昨年の当歳セッションで20頭の産駒を売却したコントレイルは8頭で1,094,500,000円。

 

また、初年度産駒が早くもJRAで勝ち上がっているサートゥルナーリアは

11頭で1,071,400,000円を記録。

 

この4頭は上場馬すべてが購買されました。

 

 

1日目  1歳

上場頭数 233頭(牡137、牝96)

売却頭数 224頭(牡133、牝91)

売却率は7年連続9割超となる96.1%

総売上額はレコードだった昨年の13,365,000,000円円をさらに上回る14,497,000,000円でした。

 

 

 

 

 

 

7月9日(火) 2日目 当歳セッション

 

1日目とは変わり天気に恵まれ、少し蒸し暑さもありました。

牧場から移動を終えた当歳たちはお疲れの様子で

母馬に見守られながら、芝生に寝転がる姿もが多く見られました。

 

 

この日も、前日の1歳セール同様に終始活発な競り合いがおこなわれ、

売却総額は過去最高だった昨年(147億8,000万円)に迫る144億2,100万円(税別)、

売却率は2022年度(95.3%)を上回るレコードとなる96.7%、

平均価格は昨年(6,748万8,584円)に次ぐ6,242万8,571円(税別)、

中間価格も歴代最高の4,200万円(税別)という、1歳セールに続きレコードずくめの結果となりました。

 

最高価格馬は、シュネルマイスターの半弟 No.364 セリエンホルデの2024 父キタサンブラック

会場から1億円の声がかかると一気に競り上がり、最後は4億1,000万円で落札されました。

 

2日目  当歳

上場頭数:239頭(牡156頭、牝83頭)

落札頭数:231頭(牡149頭、牝82頭)

売却率:96.7%(牡95.5%、牝98.8%)

売却総額(税別):14,421,000,000円(牡10,457,000,000円、牝3,964,000,000円)

平均価格(税別):62,428,571円(牡70,181,208円、牝48,341,463円)

中間価格(税別):42,000,000円(牡48,000,000円、牝38,000,000円)

最高価格(税別):410,000,000円 No.364 セリエンホルデの2024 父キタサンブラック 牡・鹿毛・2024/02/12

父キタサンブラック 母セリエンホルデ 母父Soldier Hollow

落札者:田畑 利彦 氏

販売者:(有)ノーザンレーシング

 

 

 

7月22・23・24は静内のHBA北海道市場にて

セレクションセールが開催されます。

〈上場日割〉

7月22日(月)プレミアムセッション140頭 №. 1~140

7月23日(火)181頭 №.141~321

7月24日(水)180頭 №.322~501

【 計 501頭/牡353、牝148】

 

詳細は主催者ホームページでご確認下さい

函館競馬が始まりました

北海道シリーズ函館競馬が6月8日(土)から始まりました。

初日の今日は好天に恵まれ、
場内は心待ちにしていた大勢の競馬ファンで賑わっていました。

イベントはこちら

今後の函館での重賞レースは

6月9日(日)  JRA70周年記念 函館スプリントステークス(GⅢ)
7月13日(土) 函館2歳ステークス(GⅢ)
7月14日(日) 函館記念(GⅢ)

となっています。

トレーニングセールがJRA札幌競馬場で開催されました

5月21日(火) 公開調教9:00~/せり13:30
HBA日高軽種馬農業協同組合主催のトレーニングセールがJRA札幌競馬場で開催されました。
今年は上場頭数が昨年より少ないことから公開調教とセリを1日でまとめて開催となりました。

今年度は計86頭(牡50頭/牝36頭)が上場。
公開調教は小雨の中始まり午前9時よりスタート、上場馬は4クルーに分かれて2ハロンと1ハロンのタイムが計測されました。

公開調教タイム結果

当初の予定より30分遅れでセールはスタート。
来場者は昨年と同様くらい入り、オンラインビットでの購買登録者数は昨年よりも少ないなかではありましたが、オンラインでの入札音は活発で会場内に響き渡りました。

オンラインビッドされた馬の頭数:10頭

【HBAトレーニングセール2024】
上場頭数:86頭(牡50頭、牝36頭)
落札頭数:61頭(牡38頭、牝23頭)
売却率:70.93%(牡76.0%、牝63.9%)
売却総額(税込):465,740,000円(牡309,320,000円、牝156,420,000円)
平均価格(税込):7,635,082円(牡8,140,000円、牝6,800,870円)
最高価格(税込):27,500,000円(No.26- ヴァッサーマン2022)
牡 鹿毛 2022/2/15生
父イスラボニータ 母ヴァッサーマン(母父ノヴェリスト)
落札者:望月 健二郎 氏
販売者:村上 欽哉 氏

ジェイエス冬季繁殖馬セールが開催されました

株式会社ジェイエスが主催する「冬季繁殖馬セール」が1月24日に静内の北海道市場で開催されました。

 
    

    

上場頭数は39頭(受胎馬18頭、空胎馬21頭)で

中でも注目を浴びたのは、
昨年会場を盛り上げたシゲルピンクダイヤの半妹のシゲルピンクルビー。
本馬は2021年のフィリーズレビュー(G2)の勝ち馬でJRA3勝の成績の持ち主。
 
姉の落札額には届きませんでしたが、過去10年では二番目の高額となる1億4500万円(税込1億5,950万円)で
未供用馬としては史上最高落札額となりました。

 

株式会社ジェイエスの大西セールスマネージャーはセール後のインタビューで
「馬主様からの未供用馬の上場申込みが増えてきて繁殖馬セールの存在が認知されてきたと思っています。
売り主様への周知をもっと広めて、より市場が活発化され業界全体の勢いにつなげていきたい。」
と話しました。
 

【ジェイエス冬季繁殖馬セール2024 成績】(税込)

上場頭数 受胎馬 18頭
     空胎馬 21頭

売却頭数 受胎馬 12頭
     空胎馬 12頭

平均価格 受胎馬 2,347,583円
     空胎場 16,014,167円

最高落札馬
シゲルピンクルビー(父モーリス、母ムーンライトベイ)
落札者   ノーザンファーム  159,500,000円

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