札幌馬主協会

お知らせ・イベント

サマーセールが開催されました

8月でも30度を超す日が少なく『涼夏小雪の郷』と謳っている静内でも、南からきた暖気の影響で今年は猛暑日が
続く夏となり温度、真夏日数ともに過去最高を計測。
サマーセールが丁度そのピークに当たってしまった形となりました。
2023年サマーセール5日間の現地のリポートをお送りします。

 

屋外には所々にミスト装置が設置されていましたが、暑さの軽減までには至らなかった様子。

 

新型コロナウィルス感染拡大防止が緩和され、マスクの規制が緩和されたのは訪れた人にとってせめてもの救いで
した。
セール主催者ではミストだけではなく、年々購買者向けのサービスを講じています。
レストランもその一つで、年々出店のバリエーションを増やしているのも好評です。

 

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21日(月)
NO.1~NO.294

上場頭数が一番多い初日は朝から快晴で蒸し暑く、「本州より暑い」という声があちこちで聞こえました。
北海道の涼しい夏を期待していた人にとっては予想外の暑さに驚いたことでしょう。
午前中行われた比較展示の後、セール開始の12時からは
無敗で南関東三冠を制したサマーセール出身馬、ミックファイア号の表彰式が執り行われ、その活躍が追い風とな
るかのように熱いセールが幕を開けました。
NO.203は静内農業高等学校からナリタトップスター2022が上場。
落札された後には生徒たちに拍手が送られました。

この日の最高落札馬は
(有)村田牧場生産の NO.162 スルターナ2022で2,860万円でした。

カタログ上の全ての馬の上場が終わったあとは再上場の馬たちがせり落とされましたが
馬が途中まで帰ってしまっていたことから到着するまでにしばらく待ち時間がありました。
幸い遠くまで行っていなかったことからほどなくしてセール会場に到着し、落札。
無事サマーセール初日を終えました。
終了時刻は20時半を回っていました。

 

【1日目成績】
上場頭数 284頭 (牡144頭、牝140頭)
落札頭数 224頭 (牡117頭、牝107頭)
売却率  78.87% (牡81.25%、牝76.43%)
売却総額(税込) 1,424,280,000円(牡1,000,120,000円、牝424,160,000円)
平均価格(税込) 7,113,661円(牡8,137,179円、牝5,994,486円)
最高価格(税込) 28,600,000円
NO.162 スルターナ2022  4/6生 牡
父 キタサンブラック 母 スルターナ(母父キングヘイロー)
落札者 鈴木 昭和 氏
販売者 (有)村田牧場
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22日(火)
NO.295~NO.587
2日目も朝から暑く30℃超え。
それでも購買者は朝からの比較展示で真剣に見て回っていました。

 

この日の最高額落札馬は
NO.527 ブラックカシミール2022で (有)バンブー牧場生産  3,410万円でした。

数回システムが止まりましたが問題なく19時半に終了、
セールが終わるまでずっと暑い一日でした。

 

【2日目成績】
上場頭数 285頭 (牡167頭、牝118頭)
落札頭数 212頭 (牡123頭、牝89頭)
売却率  74.39% (牡75.42%、牝74.39%)
売却総額(税込) 1,556,940,000円(牡1,003,530,000円、牝553,410,000円)
平均価格(税込) 7,344,057円(牡8,158,780円、牝6,218,090円)
最高価格(税込) 34,100,000円
NO.527 ブラックカシミール2022  3/29生 牡
父 スワーブリチャード 母 ブラックカシミール(母父バブルガムフェロー)
落札者 (有)ノルマンディーファーム
販売者 (有)バンブー牧場

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23日(水)
NO.588~NO.869
高温予想だが朝は蒸し暑さが軽減されたかと思いきや
じりじりと日差しが容赦なく照り付ける日でした。

 

 

 

昼近くに暑さはピークに達し、会場外の気温計では40度を示していました。
暑さは夜まで続き、19時半に終了。

この日の最高額落札馬は
NO.860 ミスエンピリカル2022 高岸順一生産で 4620万円でした。

【3日目成績】
上場頭数 268頭 (牡151頭、牝117頭)
落札頭数 213頭 (牡126頭、牝87頭)
売却率  79.48% (牡83.44%、牝74.36%)
売却総額(税込) 1,774,960,000円(牡1,221,880,000円、牝553,080,000円)
平均価格(税込) 8,333,146円(牡9,697,460円、牝6,357,241円)
最高価格(税込) 46,200,000円
NO.860 ミスエンピリカル2022  4/7生 牡
父 シルバーステート 母 ミスエンピリカル(母父プリサイスエンド)
落札者 ザ・チャンピオンズ
販売者 高岸 順一 氏
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24日(木)
NO.870~NO.1155
会場は朝から暑くなる予感。
購買者の数が一番多い日のように見受けられました。

案の定気温はぐんぐん上がり、機材が熱で故障する場面も。
体感でも一番暑く、ニュースでも北海道は記録的暑さを観測と取り上げられるほどで
馬も人も汗だくになっての一日。

セールも盛況のうちに20時過ぎに終了しました。
この日の最高落札額馬はNO.1084 バルスピュール2022 小島牧場生産で5,400万円でした。

 

【4日目成績】
上場頭数 270頭 (牡144頭、牝126頭)
落札頭数 214頭 (牡119頭、牝95頭)
売却率  79.26% (牡82.64%、牝75.4%)
売却総額(税込) 1,927,640,000円(牡1,323,520,000円、牝604,120,000円)
平均価格(税込) 9,007,664円(牡11,122,017円、牝6,359,158円)
最高価格(税込) 59,400,000円
NO.1084 バルスピュール2022  3/8生 牡
父 キタサンブラック 母 バルスピュール(母父チーフベアハート)
落札者 秋元 竜弥 氏
販売者 (有)小島牧場

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25日(金)
NO.1156~NO.1426
サマーセール最終日。
引き続き厳しい暑さは続いていましたが、心なしか空が高くみえました。

  

この日の最高落札額馬は2,530万円で(有)大島牧場生産の NO.1275 コシミノダンサー2022 でした。

 

【5日目成績】
上場頭数 261頭 (牡148頭、牝113頭)
落札頭数 205頭 (牡123頭、牝82頭)
売却率  78.54% (牡83.11%、牝72.57%)
売却総額(税込) 1,406,350,000円(牡958,650,000円、牝447,700,000円)
平均価格(税込) 6,860,244円(牡7,793,902円、牝5,459,756円)
最高価格(税込) 25,300,000円
NO.1275 コシミノダンサー2022  3/11生 牡
父 ホッコータルマエ 母 コシミノダンサー(母父ハーツクライ)
落札者 尾田 信夫 氏
販売者 (有)大島牧場
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【現地メモ】
サラブレッドセールの開催中の、あまり知られていない裏方のお仕事を紹介します。
一日300頭にのぼる上場馬たちが過ごす厩舎ですが、
セールが終わった直後から次の日の上場馬を迎えるための準備が始まります。

生産者は馬を馬運車に積んだあとに使用した寝藁を掃除して馬房の前に出して帰ります。

一日のセールが終わると、
普段は牧草ロールを作るためのトラクターが厩舎地区に出動します。

馬房前に山のような寝藁を巻き取っていき、ある程度の容量がたまるとロール状にし、
ニワトリの卵のように地面に落とします。その様はまさしく産み落とす、といった感じ。
産み落とされたロールは、フォークの付いたトラクターによって運び出されていきます。

また、人々が残していったお弁当の容器や使い終わったカタログなどの一般ごみは、せりが終わるまで待機していた新ひだか町の清掃車が各厩舎を回り回収していきます。

 

その作業は毎日せりが全部終わってから作業が始まるので、深夜まで及ぶことがあります。

最終日。

最後の上場馬が立ち去ったあと、セール会場では全関係者へ向けた労いの拍手がおこります。

外で働く人達の元にも届いていますように。

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総合成績

購買登録者数 1,657名(内、オンライン123名)

上場頭数 1,368頭 (牡754頭、牝614頭)

落札頭数 1,068頭 (牡608頭、牝460頭)

売却率  78.07% (牡80.64%、牝74.92%)

売却総額(税込):8,259,350,000円(牡5,459,630,000円、牝2,799,720,000円)

平均価格(税込):7,733,474円(牡8,979,655円、牝6,086,348円)

最高価格(税込):59,400,000円

24日上場No.1084 バルスピュール2022 (父キタサンブラック)

 

 

最高落札額こそ歴代1位に届かなかったものの、
売上総額、平均価格、中間価格、気温まで、記録的だった今年のサマーセール。

暑さで機器がダウンする場面や、
厩舎のブレーカーが落ちて節電も呼びかける事態もみられましたが
セール自体はオンラインビット※も積極的に利用され、比較的スムーズに全工程を終了することができました。

※総オンラインビット数 860BID(昨年は361BIDでした)
オンラインによって落札された馬は67頭いました

 

古川市場長は5日間を振り返り、
「牝馬が高く売れる傾向もみられてよかった。
来年に向けての課題としては生産頭数が増えている中、1日の上場頭数を減らして終わる時間を考えたい。
開催を6日にするなりスムーズにいくよう日程を決めたい。」
と話していました。

売買の決済や馬の引き取り日程などの兼ね合いも考えると簡単にはいかないようですが
当歳せりを復活させることも今後視野に入れるそうです。

 

サマーセールを振り返ると課題点も多くみられ
一日のうちでも終盤頃はビットが上がらないという傾向も気になるところ。

記者からは、来場者の数が多く、展示の際に馬との接触が危惧されるとの指摘がありました。

北海道でもエアコンが必須になってきた昨今を考えると、変化していく地球の気候変動にも対応していかなければならないと感じさせられたサマーセールでした。

 

サラブレッドセールは次回、9月にセプテンバーセールを控えています。
詳細は主催者ホームページから御覧ください。

 

HBAセプテンバーセール

9/19 (火)No.1~No.195

9/20(水)No.196~No.396

9/21(木)No.397~No.585

展示 8:30~

せり 12:00~

 

第2回札幌競馬が開催

比較的涼しいとされる北海道の夏も、今年は異様な暑さに見舞われていますが

北海道シリーズも熱戦を繰り広げています。

 

 

 

 

いよいよビッグレース札幌記念を控え第2回札幌競馬も見逃せません!

 

8/20     第59回「札幌記念」(GⅡ芝2000m)

8/27    「キーンランドカップ」(GⅢ芝1200m)

8/26・8/27 「2023ワールドオールスタージョッキーズ

9/2     「札幌2歳ステークス」(GⅢ芝1800m)

 

 

 

 

新型コロナウィルス感染症の規制が緩和され

昨年よりも多くの競馬ファンや家族連れが競馬場に足を運び夏らしい賑わいをみせています。

 

札幌開催後半もイベントが満載になっていますのでどうぞお楽しみください!!

 

セレクションセールが開催されました

月25日(火)、26日(水)に新ひだか町静内の北海道市場にて今年も2日間にわたりセレクションセールが開催されました。

 

セレクションセールは血統基準と、日本市場唯一の実馬検査によって選抜された1歳馬たちが上場するプレミアム市場です。

 

選定の基準となるのは

・血統

・馬体検査

・セール当日に合わせたコンディション

とされています。

 

今年は新型コロナウィルス感染症の流行がひと段落し、久しぶりに入り口での入場制限が解除されました。

 

7月24日(月)比較展示

 

最高気温は27度に近く、じっとしていても汗が滲み出てくる蒸し暑い日になり、会場の中では「暑いですね」が挨拶の決まり台詞になっていました。

 

11時から17時まで全頭の前日展示が実施され、じっくりと各馬をチェックできる比較展示も行われました。

  

 

1日目

時折、小雨がぱらつく蒸し暑い日となった初日。

 

セール前には、2019年のセレクションセール出身で2023年度の大阪杯(G1)を制したジャックドール号の表彰式が行われ古川雅且市場長から関係者に記念品が贈られたあと、いつもより1時間遅らせた11時からセールが開始しました。

 

先に行われたセレクトセールの勢いをそのままに1頭目から3千万台の高額取引からスタート。

セール終了の16時半まで活発なせりが続きました。

 

この日の最高落札額馬はセレクションセール史上2位となる上場番号84番の カリーニョミノルの2022(牡・父シニスターミニスター・㈲フジワラファーム生産)の1億340万円(税込)で、今福洋介氏に落札されました。

 

 

 

 

 

【1日目成績】

上場頭数:149頭 (牡112頭、牝37頭)

売却頭数:139頭 (牡105頭、牝34頭)

売却率:93.29%  

平均価格:23,452,950円  

売却総額:3,259,960,,000円

(税込)

 

2日目

快晴となりましたが前日ともに北海道でも珍しい暑さに見舞われたセレクションセール最終日。

昨日の終了時点で売却率は93.29%。

気温に負けずこの日のセールも熱く盛り上がりました。

  

 

 

2日目の最高価格は

報知杯フィリーズレビューを優勝したエーポスを半姉に持つ、上場番号224番ストライクルート2022(牡、父エピファネイア・㈲フジワラファーム生産)の6,600万円(税込)で、吉岡実氏に落札されました。

 

 

【2日目成績】

上場頭数:146頭 (牡100頭、牝46頭)

売却頭数:132頭 (牡93頭、牝39頭)

売却率:90.41%  

平均価格:22,359,167円  

売却総額:2,951,410,000円

(税込)

 

【2日間成績】

上場頭数:295頭 (牡212頭、牝83頭)

落札頭数:271頭 (牡198頭、牝73頭)

売却率:91.86% (前年87.38%)

売却総額:6,211,370,000円

平均価格:22,920,185円

最高価格:103,400,000円

 

(税込)

 

2日間の開催を終え、古川市場長はインタビューで

「上場馬の質が上がり、選りすぐりの馬だというのが購買者に認知されたのだと思う。

初めて2日間共に売却率が9割を超え、選定の甲斐があった。

セレクトセールの流れからきた購買者にはリーズナブルに見えたのではないか。」

と話していました。

 

地方競馬を舞台にダート3冠が来年から始まることに加え大井で無敗の3冠馬ミックファイア(2019年サマーセール取引馬)が誕生したこともありダート系の種牡馬が高額になるケースが目立ったことにも触れていました。

今セールの最高落札馬の父もミックファイアと同じシニスターミニスター。

このミックファイア自身がオンラインでの応札で落札されたということも興味深いところです。

 

オンライン購買登録者数  46人  

        応札数  152ビット

        落札数  7頭

 

セレクションセールの進行はスムーズに終わり、両日とも16時半には終了しました。

 

次回、8月のサマーセールは上場頭数が多く、各日終了時間が遅くなることが予想されますのでご参加予定の方はご留意ください。

 

HBAサマーセール2023 開催概要 

 

セレクションセール2023開催情報

7月25日(月) 前日展示日 11:00~17:00【比較展示11:00~15:30】 【前日展示スケジュール

● 展示される馬は、2日間の上場馬のうち、前日入厩可能な馬のみとなりますので、ご了承ください。
● 購買者受付にて購買登録番号章の引き渡しを行っております。
● 市場内レポジトリーも同時間帯にご利用いただけます。
● 前日展示実施に伴い、セール当日の比較展示は行いませんので、ご了承ください。

(セール当日は、午前8時より下見時間として馬房前にてご希望の馬を引き出してご覧になれます。)

 

7月25日(火) 第1日目 № 1~155 / せり 11:00~
7月26日(水) 第2日目 № 161~311 / せり 11:00~

結果速報はこちら 【結果速報
せりのライブ中継はこちら live.jbis.or.jp(Youtube)
詳細は主催者ホームページをご覧ください日高軽種馬農業協同組合北海道市場(HBA)

札幌競馬開催始まる

北海道シリーズは7月22日から舞台をいよいよ札幌競馬場に移します。

重賞レースは以下の通り、熱いレースが期待されます。

7月30日  クイーンS(GⅢ)
8月6日   エルムS(GⅢ)
8月20日  札幌記念(GⅡ)
8月27日  キーンランドカップ(GⅢ)
9月2日  札幌2歳S(GⅡ)

施設管理のチェックと馬場調査(芝の状態などの確認)が行われました。
大規模な芝の張替えを行った札幌競馬場芝コースが競馬ファンの皆様をお迎えいたします。

イベントの詳細はこちら

セレクトセールが開催されました

 

去る7月10日、11日に2日間に渡り苫小牧市のノーザンホースパークにて今年もセレクトセールが開催されました。

 

7/10(月)1日目

朝早くから各厩舎外で上場馬の展示が行われ、購買者たちがお目当ての馬を真剣な眼差しでチェックしていました。 

セールのはじまり直前にはドバイワールドCなど数々のタイトルを勝ったウシュバテソーロ号や、天皇賞(春)を優勝したジャスティンパレス号などセレクトセール出身馬8頭の表彰式が行われました。

 

 

10時から1歳セッションが開始。

1頭目からいきなり2億を超える高額取引からスタートしました。

世界ランキング1位のイクイノックスを輩出したキタサンブラック産駒6頭や

一昨年に亡くなったドュラメンテのラストクロップ14頭にも注目が集まり、上場した全頭が完売しました。

 

1歳の最高額は3億1,000万円で取引された2頭で

上場No.4 インクルードベティの2022(牡、父キタサンブラック)が(株)ダノックスに、

上場No.20 パレスルーマーの2022(牡、シルバーステート)がTNレーシングに落札されました。

  

 

【1歳馬成績】

上場頭数:222頭 (牡130頭、牝92頭)

売却頭数:216頭 (牡126頭、牝90頭)

売却率:97.3%  ※前年95.3%

平均価格:61,875,000円  ※前年 57,972,973円

売却総額:13,365,000,000   ※前年  12,870,000,000円

(消費税別)

 

7/11(火)2日目

2日目は当歳セッションが開催。

 

今にも雨粒が落ちそうな厚い雲の下でしたが、8時からの比較展示中は降られることもなく、草の上でまだ離乳前の当歳たちは寝そべるなどして本番前にリラックスモード。

中でも三冠馬コントレイル産駒が初上場ということもあり注目が集まっていました。

 

 

 

当歳セッションの最高価格馬は、

上場No.360 コンヴィクションⅡの2023(牡、父コントレイル)で(株)ノースヒルズがセレクトセール史上3位となる5億2000万円で(株)ノースヒルズが落札しました。


 

 

2番目に高額で取引されたのはこの日の上場1頭目にお目見えした上場No.301ファディラーの2023(牡、父キタサンブラック)でインターホースが3億8000万円で落札しました。

 

日高地区から上場した馬からも売却額として史上最高額を叩き出したのも印象に深く、

㈲グランド牧場生産の 上場No.329バイバイベイビーの2023(牡、父コントレイル)が3億3,000万円で前田晋二氏に、

㈲村田牧場生産の上場No.327アメージングムーンの2023(牡、キタサンブラック)が1億9,000万円で(株)NICKSに落札されました。

 

 

 

最終上場馬が1億越えするなどセールは最後まで盛況のうちに幕を閉じました。

 

【当歳馬成績】

上場頭数:231頭 (牡137頭、牝94頭)

売却頭数:219頭 (牡129頭、牝90頭)

売却率:94.8%    ※前年95.3%

平均価格:67,488,584円  ※前年57,300,000円

売却総額:14,780,000,000円  ※前年12,892,500,000円

(消費税別)

 

2日間の総売り上げは昨年の記録を大幅に更新した281億4500万円。

1億円を超える取引は35頭(前年28頭)で昨年のレコードを塗り替える成績となりました。

セールを終えた後のインタビューで吉田照哉会長代行は

「驚きに近い。円安の影響により海外からの購買が多くなるかと思っていたが日本人の競馬に対する想い、いい馬を持ちたいという意欲により凄いせりになったのではないか。」と話していました。

 

 

【2日間開催合計】

上場頭数:453頭

売却頭数:435頭

売却率:96.0%    ※前年95.3%

平均価格:64,488,584円  ※前年57,634,228円

売却総額:28,145,000,000円  ※前年25,762,500,000円

(消費税別)

 

 

 

 

 

 

函館競馬が始まりました

今年も北海道シリーズが6月10日より、函館競馬場からスタートしました。

 

初日は曇り空の北海道らしいまだ肌寒い気候の中にもかかわらず

待ちわびた大勢のファンが競馬場に集まりました。

 

 

函館開催は7月16日まで12日間開催の予定で

最終週の7月15日にはJRA2歳重賞競走の函館2歳S(G3)が、

16日には函館記念(G3)を控えています。

函館競馬場では各種イベントが盛り沢山です。

詳しくは主催者ホームページからご確認ください。

2023トレーニングセール2023が開催されました

5月23日(火)HBA日高軽種馬農業協同組合主催のトレーニングセールがJRA札幌競馬場で開催されました。

今年は前年より18頭少ない116頭が上場。

 

まだ肌寒い気候の中、セール前日の公開調教では5クルーに分かれて公開調教が行われ、2ハロンのタイム計測の公表がされました。

 

上場馬のタイム一覧はこちら


 

迎えたセール当日の23日は快晴。

新型コロナウイルスが5類に引き下げられたこともあり、昨年より多くの来場者が見受けられました。

午前10時に古川雅且市場長の挨拶から始まり、セールがスタート。

昨年と同様「通常せり+オンラインビッド」によるハイブリッド方式での開催となり

オンラインから活発なビットが入っているのが目立ちました。

(29頭にオンラインからビットがあり、そのうち11頭がオンラインで最終落札となりました。)

最高落札馬は

No.49 ピサノプリヴェ2021 牡(父:リオンディーズ)

㈲下河辺牧場生産

 

24,200,000円で 安原 浩司 氏が落札しました。

次に高額となったのは牝馬で

No.53 パラダイスコーブ2021 牡(父:リアルスティール)

㈲嶋田牧場生産

 

21,450,000円で (有)ノルマンディーファームが落札しました。

今年の平均価格、総売上は前年度を下回ったものの、

売却率はトレーニングセールではレコードとなる78.4%でした。

 

即戦力となるトレーニングセール取引馬たちの今後の活躍が楽しみです。

2023トレーニングセール成績

 

上場頭数: 116 頭 (牡 72 頭、牝 44頭)

売却頭数: 91 頭 (牡 53頭 、牝 38 頭)

売却率 :78.4 % (前年71.64%)

売却総額 :667,040,000 円(税込) (牡 414,810,000 円(税込) 牝 252,230,000 円(税込)

 

ジェイエス冬季繁殖馬セールが開催されました

株式会社ジェイエスが主催する「冬季繁殖馬セール」が1月25日に静内の北海道市場で開催されました。

10年に一度といわれる最強寒波の中、25頭(受胎馬13頭、空胎馬12頭)の牝馬が上場しました。

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14時から開始したセールはスタートから活発な声がかかり、注目の上場番号13番、現役時は桜花賞2着など3度のG1入着の実績を持つシゲルピンクダイヤが1億円を超えると、会場の価格電光掲示板がピンク色に変化し、会場を沸かせました。

 

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最終的に1億6,500万円の値で落札され、秋冬通じての落札額レコードとなりました。

終始ビットを取るスポッターの声が会場内に響き、1時間という短い時間でしたが盛況のうちに終了。

売却率は92%、総取引額は3億円を超え、いずれも当セール史上最高を更新しました。

 

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【ジェイエス冬季繫殖馬セール2023結果】

上場頭数  受胎馬  13頭

      空胎馬    12頭

落札頭数  受胎馬  11頭

      空胎馬    12頭

平均価格  受胎馬  21,400,000円

      空胎馬    5,434,917円

売却総額  受胎馬  235,400,000円

       空胎馬      65,219,000円

最高落札馬 シゲルピンクダイヤ  (父ダイワメジャー、モーリスを受胎)165,000,000円 仙波リリ子 氏落札

 

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馬産地懇親会が開催されました

2022年11月1日

新ひだか町の静内エクリプスホテルにて第18回札幌馬主協会馬産地懇親会が開催されました。

馬産地日高で開催ということもあり、この日は

日高地区の軽種馬従事者など122名という多くの参加者が集まりました。

 

事前に募った参加予定者からの質問に

岡部玲子氏が聞き役となって

講師として招かれた元調教師藤沢和雄氏が回答していくという対談形式で行われ、
特に育成の現場で求められる質問が多く

参加者たちは真剣に聞き入っていました。

 

公演を終えた後は立食で参加者同士交流を楽しみ、

盛況のうちに閉会しました。

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