2023トレーニングセール2023が開催されました
2023年06月03日
5月23日(火)HBA日高軽種馬農業協同組合主催のトレーニングセールがJRA札幌競馬場で開催されました。
今年は前年より18頭少ない116頭が上場。
まだ肌寒い気候の中、セール前日の公開調教では5クルーに分かれて公開調教が行われ、2ハロンのタイム計測の公表がされました。
上場馬のタイム一覧はこちら
迎えたセール当日の23日は快晴。
新型コロナウイルスが5類に引き下げられたこともあり、昨年より多くの来場者が見受けられました。
午前10時に古川雅且市場長の挨拶から始まり、セールがスタート。
昨年と同様「通常せり+オンラインビッド」によるハイブリッド方式での開催となり
オンラインから活発なビットが入っているのが目立ちました。
(29頭にオンラインからビットがあり、そのうち11頭がオンラインで最終落札となりました。)
最高落札馬は
No.49 ピサノプリヴェ2021 牡(父:リオンディーズ)
㈲下河辺牧場生産
次に高額となったのは牝馬で
No.53 パラダイスコーブ2021 牡(父:リアルスティール)
㈲嶋田牧場生産
21,450,000円で (有)ノルマンディーファームが落札しました。
今年の平均価格、総売上は前年度を下回ったものの、
売却率はトレーニングセールではレコードとなる78.4%でした。
即戦力となるトレーニングセール取引馬たちの今後の活躍が楽しみです。
2023トレーニングセール成績
上場頭数: 116 頭 (牡 72 頭、牝 44頭)
売却頭数: 91 頭 (牡 53頭 、牝 38 頭)
売却率 :78.4 % (前年71.64%)
売却総額 :667,040,000 円(税込) (牡 414,810,000 円(税込) 牝 252,230,000 円(税込)
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ジェイエス冬季繁殖馬セールが開催されました
2023年01月29日
株式会社ジェイエスが主催する「冬季繁殖馬セール」が1月25日に静内の北海道市場で開催されました。
10年に一度といわれる最強寒波の中、25頭(受胎馬13頭、空胎馬12頭)の牝馬が上場しました。
14時から開始したセールはスタートから活発な声がかかり、注目の上場番号13番、現役時は桜花賞2着など3度のG1入着の実績を持つシゲルピンクダイヤが1億円を超えると、会場の価格電光掲示板がピンク色に変化し、会場を沸かせました。
最終的に1億6,500万円の値で落札され、秋冬通じての落札額レコードとなりました。
終始ビットを取るスポッターの声が会場内に響き、1時間という短い時間でしたが盛況のうちに終了。
売却率は92%、総取引額は3億円を超え、いずれも当セール史上最高を更新しました。
【ジェイエス冬季繫殖馬セール2023結果】
上場頭数 受胎馬 13頭
空胎馬 12頭
落札頭数 受胎馬 11頭
空胎馬 12頭
平均価格 受胎馬 21,400,000円
空胎馬 5,434,917円
売却総額 受胎馬 235,400,000円
空胎馬 65,219,000円
最高落札馬 シゲルピンクダイヤ (父ダイワメジャー、モーリスを受胎)165,000,000円 仙波リリ子 氏落札
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馬産地懇親会が開催されました
2022年11月05日
2022年11月1日
新ひだか町の静内エクリプスホテルにて第18回札幌馬主協会馬産地懇親会が開催されました。
馬産地日高で開催ということもあり、この日は
日高地区の軽種馬従事者など122名という多くの参加者が集まりました。
事前に募った参加予定者からの質問に
岡部玲子氏が聞き役となって
講師として招かれた元調教師藤沢和雄氏が回答していくという対談形式で行われ、
特に育成の現場で求められる質問が多く
参加者たちは真剣に聞き入っていました。
公演を終えた後は立食で参加者同士交流を楽しみ、
盛況のうちに閉会しました。
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繁殖牝馬セールが開催されました
2022年10月30日
1歳馬のHBAオータムセールを終えたあとは、
2つの繁殖牝馬のセールが行われました。
ノーザンファームミックスセール 10月25日
今年で第4回目となる繁殖牝馬セールは、
当歳馬セッションと繁殖馬セッションが二部形式で行われました。
【当歳】
上場頭数 38頭
落札頭数 38頭
平均価格 49,815,789円
売却総額 1,893,000,000円
最高落札馬 ダストアンドダイヤモンズの2022(父 リアルスティール) 86,000,000円
【繁殖】
上場頭数 受胎馬 43頭
未供用馬 24頭
落札頭数 受胎馬 40頭
未供用馬 21頭
平均価格 受胎馬 14,075,000円
未供用馬 18,714,286円
売却総額 受胎馬 563,000,000円
未供用馬 393,000,000円
最高落札馬 アルモハバナ (父 キングカメハメハ)未供用馬 49,000,000円
ジェイエス秋季繁殖馬セール 10月26日
毎年秋と冬に開催される株式会社ジェイエス主催の繁殖馬セール
上場頭数 受胎馬 156頭
空胎馬 38頭
落札頭数 受胎馬 129頭
未供用馬 30頭
平均価格 受胎馬 6,473,202円
未供用馬 4,999,133円
売却総額 受胎馬 835,043,000円
未供用馬 149,974,000円
最高落札馬 エターナルディーバ(父 キングカメハメハ、クリソベリル受胎)62,700,000円
社台ファーム生産
株式会社ジェイエスは来年の冬にも繁殖馬セールを開催する予定です。
詳しくは主催者ホームページをご確認ください。
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オータムセールが開催されました
2022年10月24日
本年の1歳セールとしては最後となるオータムセール2022が、
10月17日~18日の2日間で静内神森のHBA北海道市場で開催されました。
オータムセール出身馬では2020年上場馬が活躍中。
スーパーバンダム号(3歳牝・金沢)が9月15日に園田で行われた西日本ダービーを一番人気に応え勝利しています。
また、シルトプレ号(3歳牡・北海道)がこの10月2日に盛岡で行われたダービーグランプリで重賞を勝利したばかり。同馬の通算成績はこれで12戦7勝(重賞4勝)となっています。
カタログについては3冊発行されており
1冊目は上場番号1番から229番までは新規馬。
2冊目は上場番号230番から425番までの、本年に開催されたセプテンバーセール以外の国内1歳市場に申込歴の
ある馬が掲載されていて
3冊目は426番から487番までの、セプテンバーセールからの再申込馬62頭が掲載されています。
1日目
北海道には寒さが急にやってきました。
開催1日目は雲が低く垂れこめる下肌寒い気候となりましたが
朝から多くの購買者が比較展示から参加していました。
この日の最高落札額馬は
オークツリーファーム生産の
NO.72 エールドクラージュ2021 (牝・父 リアルスティール)が、
吉田勝利氏に15,400,000円で落札されました。
【1日目成績】
上場頭数 204頭 (牡73頭、牝131頭)
落札頭数 164頭 (牡64頭、牝100頭)
売却率 80.39% (牡87.67%、牝76.34%)
売却総額(税込) 655,380,000円(牡294,580,000円、牝360,800,000円)
平均価格(税込) 3,996,220円(牡4,602,813円、牝3,608,000円)
最高価格(税込) 15,440,000円
NO.72 エールドクラージュ2021 4/21生 牝
父 リアルスティール 母エールドクラージュ(母父シンボリクリスエス)
落札者 吉田 勝利 氏
販売者 オークツリーファーム
2日目
前日とは変わって朝から秋らしい快晴の一日。
馬達の磨かれた毛並みが一層輝いて見えました。
この日の最高落札額馬は2頭。
どちらも(有)グランド牧場生産で17,600,000円で落札されたのは
No.352 スプリングサンダー2021(父 ドゥラメンテ) 落札者 山本 益臣氏
No.418 プレシャスヴィガー2021(父 マインドユアビスケッツ) 落札者 吉岡 寛行氏
でした。
【2日目成績】
上場頭数 222頭 (牡104頭、牝118頭)
落札頭数 165頭 (牡82頭、牝83頭)
売却率 74.32% (牡70.34%、牝74.32%)
売却総額(税込) 636,350,000円(牡374,990,000円、牝261,360,000円)
平均価格(税込) 3,856,667円(牡4,573,049円、牝3,148,916円)
最高価格(税込) 17,600,000円
NO.352 スプリングサンダー2021 3/31生 牡
父 ドゥラメンテ 母スプリングサンダー(母父クロフネ)
落札者 山本 益臣氏
販売者 (有)グランド牧場
NO.418 プレシャスヴィガー2021 4/5生 牡
父 マインドユアビスケッツ 母プレシャスヴィガー(母父サウスヴィグラス)
落札者 吉岡 寛行氏
販売者 (有)グランド牧場
【2日間総合成績】
購買登録者数 1,095名(内、オンライン65名)
上場頭数 426頭 (牡177頭、牝249頭)
落札頭数 329頭 (牡146頭、牝183頭)
売却率 77,23% (牡82.49%、牝73.49%)
売却総額(税込) 1,543,630,000円(牡765,570,000円、牝778,060,000円)
平均価格(税込) 3,623,545円(牡4,325,254円、牝3,124,739円)
最高価格(税込) 17,600,000円
52頭の馬にオンラインからビットが入り、オンラインで落札された馬は20頭でした。
1歳馬の市場は終わりましたが、2つの繁殖牝馬のセールが次に控えています。
10/25 にはノーザンファーム ミックスセール が ノーザンホースパークで
10/26にはジェイエス 秋季繁殖馬セール が 北海道市場で開催されます。
詳しくは主催者ホームページにてご確認ください。
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セプテンバーセール2022が開催されました
2022年09月26日
馬産地ではサラブレッドセール開催月が続いています。
今月は9月20日~22日の3日間、今年で4年目を迎えるセプテンバーセールが開催されました。
北海道市場取引馬について交付される市場取引賞ですが
本年度もセプテンバーセール取引馬に限り、地方競馬の2歳競走優勝馬には、従来の交付額に10万円を加算して市場取引賞が交付されます。
昨年の同セールで取引されたグランブリッジ号(関東オークスJpnⅡ優勝)、
クロスマジェスティ号(アネモネS L)など活躍馬を輩出していることからも
注目されるセールとなります。
9/20 1日目
上場番号1番から198番の中の181頭がこの日の上場馬。
台風14号が日本列島を脅かす中、
上陸を心配された北海道でしたが進路はそれることとなりました。
しかし本州からの購買者は交通手段を閉ざされた方もおり、
町内のホテルでは予約客が到着できていないなどの状況の中、
前もって北海道入りをしていた方も多くいたようです。
購買登録者数は過去最多の1,136名。
オンラインからビットされた音も多く会場に響いているようでした。
早朝から雨に見舞われましたが8時半の比較展示の時間には
降られても小雨程度にとどまってくれました。
【1日目成績】
上場頭数 181頭 (牡80頭、牝101頭)
落札頭数 142頭 (牡65頭、牝77頭)
売却率 78.45% (牡81.25%、牝76.24%)
売却総額(税込) 770,220,000円(牡426,800,000円、牝343,420,000円)
平均価格(税込) 5,424,085円(牡6,566,154円、牝4,460,000円)
最高価格(税込) 22,000,000円
NO.113 ウインアイスバーグ2021 4/21生 牡
父 ドレフォン 母ウインアイスバーグ(母父ステイゴールド)
落札者 竹園 正継 氏
初日のセール終了時間は
秋らしい綺麗な夕焼けに見送られました。
9/21 2日目
上場番号199番から396番の中の171頭がこの日の上場馬。
朝から雲が垂れ込めていましたが雨に降られることなく比較展示がスタート。
2日目は2頭が最高落札価格 17,050,000円で競り落とされました。
【2日目成績】
上場頭数 171頭 (牡78頭、牝93頭)
落札頭数 135頭 (牡62頭、牝73頭)
売却率 78.95% (牡79.49%、牝78.49%)
売却総額(税込) 657,580,000円(牡363,990,000円、牝293,590,000円)
平均価格(税込) 4,870,963円(牡5,870,806円、牝4,021,781円)
最高価格(税込) 17,050,000円
NO.380 スターローズ2021 5/8生 牡
父 エピカリス 母スターローズ(母父スマートボーイ)
落札者 尾田 信夫 氏
販売者 (有)グランド牧場
NO.387 ダンシングクイーン2021 4/21生 牡
父 エピカリス 母ダンシングクイーン(母父 Giant’s Causway)
落札者 栗本 博晴 氏
販売者 若林 順一
まだ陽が明るいうちに2日目が終了しました。
9/22 3日目
上場番号397番から589番の中の179頭がこの日の上場馬。
台風から始まったセプテンバーセールでしたが日を追うごとに天候は回復し、
最終日は北海道の秋らしい、空気の澄んだ朝を迎えました。
最終日の最高額落札馬は
母がクイーンS、福島牝馬Sなど7勝をしているNo.434 マコトブリジャール2021 で
高原 将浩 氏が18,700,000円で落札しました。
最後の馬が上場されたあと、いつも通り再上場のお声がかかった馬の番号が呼び出されましたが
この日いつもと違ったのは、既に会場を後にして牧場まで帰ってしまっていた馬がいたことでした。
原則として北海道市場業務規程により上場馬はせり場に上場するものとする。とあり、
該当馬がせり場に戻って来るまで40分ほど中断する珍しい事態になりましたが
日が傾きかけた時間になって馬運車が到着。
関係者が見守る中、無事に最後の馬が落札され、セプテンバーセールが終了しました。
【3日目成績】
上場頭数 179頭 (牡82頭、牝97頭)
落札頭数 136頭 (牡69頭、牝67頭)
売却率 75.98% (牡84.15%、牝69.07%)
売却総額(税込) 663,850,0000円(牡392,150,000円、牝271,700,000円)
平均価格(税込) 4,881,250円(牡5,683,333円、牝4,055,224円)
最高価格(税込) 18,700,000円
NO.434 マコトブリジャール2021 4/26生 牡
父 デクラレーションオブウォー 母マコトブリジャール(母父ストーミングホーム)
落札者 高原 将浩 氏
販売者 (有)辻牧場
【3日間総合成績】
購買登録者数 1,136名(内、オンライン68名)
上場頭数 531頭 (牡240頭、牝291頭)
落札頭数 413頭 (牡196頭、牝217頭)
売却率 77,78% (牡81,67%、牝74,57%)
売却総額(税込) 2,091,650,000円(牡1,182,940,000円、牝908,710,000円)
平均価格(税込) 5,064,528円(牡6,035,408円、牝4,187,604円)
最高価格(税込) 22,000,000円
NO.113 ウインアイスバーグ2021 4/21生 牡
53頭の馬にオンラインからビットが入り、オンラインで落札された馬は14頭でした。
ここまでの時点で、北海道市場において昨年の売り上げを超える結果となりました。
来月はいよいよ今年最後の1歳セールとなるHBAオータムセールが開催されます。
詳細は主催者ホームページをご覧ください。
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今年の札幌競馬が終了しました
2022年09月13日
7月23日から開催されていた本年度の札幌競馬が9月4日で終了いたしました。
ターフパークには小さなお子様や家族連れの姿が戻り
観客席にはコロナ前のような熱気が戻りました。
写真で今年の札幌競馬を振り返ります。
8月17日に28歳で亡くなったタイキシャトル号の献花台にはたくさんのファンが記帳に訪れていました。
札幌記念トークショーゲストの松坂大輔氏
3年ぶりに開催されたWSJS
2022年の札幌競馬場リーディングジョッキーは2年連続横山武史騎手
全レース終了後には芝コースが解放され、ファンたちは芝生の上を歩き、名残を惜しんでいました。
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サマーセール2022が開催されました
2022年08月31日
8月22日から26日まで5日間にわたり、静内の北海道市場でHBAサマーセールが開催されました。
上場頭数が1千頭を超え開催される国内最大規模のサラブレッドセールで
過去に取引された馬の中からは国内外含めてG1競走を6勝しているモーリスが2012年の取引馬であることを筆頭に
最近では2019年に取引されたアランバローズなど多くの活躍馬がこのセールから輩出されています。
2022年サマーセール5日間の現地のリポートをお送りします。
8/22 1日目
上場番号1番から265番の中の255頭がこの日の上場馬。
初日は 朝から快晴。入場ゲートでは、新型コロナウィルス感染症対策として手の消毒と体温測定を実施。
購買者の数が目に見えて多く、場内を歩く人の中でも若い年代の方の姿が目立ちました。
購買登録者数は1,523名と、昨年の同セール登録者数1,376名を147名も上回り史上最高となりました。
きこえてくる落札者の中に新規の購買者の名前が聞こえてくるのも頷けます。
そのうち、オンラインビットの登録者数は103名です。
8時半から比較展示が6回に分かれて実施。
快晴の空の下、購買者たちはそれぞれ愛馬選びに余念がありません。
展示の後は1頭ずつ常足が披露されました。
12時から古川北海道市場長より開会の挨拶があり、順調にセリがスタートしました。
2番目に高額取引となったNO.140バーミスキャット2021 (父 ビッグアーサー)。
落札価格は24,750,000円でした。
午後から雲がかかってきましたがそれでも天気は上々。
せり上がりの声でも1000万台39頭と、勢いのあった一日でした。
夕方はセール会場内の人の数が少なくなりましたが、終い4頭が1000万超える落札と、
19時を超えても最後まで会場の熱が冷めることはありませんでした。
22日の最高落札額馬はNO.206のモルトフェリーチェ2021(父 ルーラーシップ)。
400万円のお台からせり上がり、26,400,000円でハンマーが下ろされました。
【1日目成績】
上場頭数 255頭 (牡152頭、牝103頭)
落札頭数 201頭 (牡125頭、牝76頭)
売却率 78.82% (牡87.24%、牝73.79%)
売却総額(税込) 1,424,280,000円(牡1,000,120,000円、牝424,160,000円)
平均価格(税込) 7,085,970円(牡8,000,960円、牝5,581,053円)
最高価格(税込) 26,400,000円
NO.206 モルトフェリーチェ2021 4/19生 牝
父 ルーラーシップ 母モルトフェリーチェ(母父ディープインパクト)
落札者 (株)ニッシンホールディングス
販売者 中田 英樹 氏
8/23 2日目
上場番号266番から528番の中の253頭が上場されました。
昨日とはちがい、早朝から生憎の天気。
幸い比較展示の際には雨足が弱くなったものの、一日雨に濡れる日となりました。
それでも購買者たちは用意された雨具を着て、熱心に上場馬を見て回っていました。
セールが始まる12時前にはいつもより多くの人が早くからセール会場内にスタンバイしていたのが目立ちましたが、
開始直後から活発な声が上がっていた事で単に雨宿りというわけではなかったことがわかります。
一頭目から25,850,000円で落札と、好調なスタートとなりました。
トップバッターの
NO.266カネショウメロン2021(父 デュラメンテ)
2日目は1000万円台が23頭、
2000万円台以上が10頭と、お天気とは反対に景気の良い一日となりました。
この日セールの最後まで会場内には狙った馬の出番を待つ多くの購買者の姿があったのが印象的です。
19時に終了。
日中は強弱を繰り返していた雨も、終了時には綺麗な夕焼けが見えました。
【2日目成績】
上場頭数 253頭 (牡135頭、牝118頭)
落札頭数 196頭 (牡110頭、牝86頭)
売却率 77.47% (牡81.48%、牝72.88%)
売却総額(税込) 1,394,690,000円(牡919,270,000円、牝475,420,000円)
平均価格(税込) 7,115,765円(牡8,357,000円、牝5,528,140円)
最高価格(税込) 40,700,000円
NO.371 ハイノリッジ2021 4/3生 牡
父 ミッキーアイル 母ハイノリッジ(母父 マンハッタンカフェ)
落札者 (株)カナヤマホールディングス
販売者 鮫川 啓一 氏
8/24 折り返し3日目
上場番号529番から788番の中から244頭の馬が出番です。
昨日とは変わって朝から快晴。涼しい風もあり過ごしやすい天気で人出も多くみられました。
比較展示も順調に行われましたが、この日は馬が体力余っている様子で元気な姿が目立ちました。
この日の2番目に高額落札となったのはNO.635 バンパークロップ2021(父 シャンハイボビー)39,600,000円
1000万台が35頭、2000万台以上が11頭いました。
ここまでに引き続きこの日も19時に終了しました。
【3日目成績】
上場頭数 244頭 (牡126頭、牝118頭)
落札頭数 194頭 (牡102頭、牝92頭)
売却率 79.51% (牡80.95%、牝77.97%)
売却総額(税込) 1,570,690,000円(牡986,810,000円、牝583,880,000円)
平均価格(税込) 8,096,340円(牡9,674,608円、牝6,346,522円)
最高価格(税込) 41,800,000円
NO.651 ファーゴ2021 5/23生 牡
父 マインドユアビスケッツ 母ファーゴ(母父 ハーツクライ)
落札者 松本 好雄 氏
販売者 岡田スタッド
8/25 4日目
上場番号789番から1042番までの中の247頭が上場です。
快晴の朝。
気温も上がりすぎず過ごしやすい気候となり
穏やかに比較展示が開始しました。
秋晴れの元、さわやかな雰囲気の中ではありましたがそれとは裏腹に
主取りが目立つ少々勢いのないスタート。
先行きが不安になるかと思いましたが再上場で売れる馬も多く、
ふたを開けてみてみれば1000万台が33頭、2000万台が6頭と
一日終えてみると76.52%の売却率と決して悪くない成績となりました。
この日は一番早く18時半に終了しました。
【4日目成績】
上場頭数 247頭 (牡128頭、牝119頭)
落札頭数 189頭 (牡102頭、牝87頭)
売却率 76.52% (牡79,69%、牝73.11%)
売却総額(税込) 1,380,280,000円(牡829,840,000円、牝550,440,000円)
平均価格(税込) 7,303,069円(牡8,135,686円、牝6,326,897円)
最高価格(税込) 31,900,000円
NO.976 アイライン2021 2/25生 牡
父 ヘニーヒューズ 母 アイライン(母父 ローレルゲレイロ)
落札者 了徳寺健二ホールディングス(株)
販売者 (有)アラキファーム
8/26 最終日
上場番号1043番から1293番の中から238頭が上場。
早朝に雨に見舞われたものの開場後には何とかまとまった雨に降られずに展示が進行していきました。
連日通り12時からセール開始。
来場者はここまでに比べ少なくみえたものの、せり上げの声は景気よく聞こえていました。
最終日の最高落札価格は24,200,000円で、同額で2頭の馬が該当する形になりました。
18時半前に終了しました。
【5日目成績】
上場頭数 238頭 (牡140頭、牝98頭)
落札頭数 178頭 (牡110頭、牝68頭)
売却率 74,79% (牡78,57%、牝69,39%)
売却総額(税込) 1,254,770,000円(牡875,160,000円、牝379,610,000円)
平均価格(税込) 7,049,270円(牡7,956,000円、牝5,582,500円)
最高価格(税込) 24,200,000円
NO.1095 ジュデッカ2021 5/10生 牡
父 エピファネイア 母 ジュデッカ(母父 ディープインパクト)
落札者 古賀 和夫 氏
販売者 (有)宮内牧場
NO.1181 プラージュ2021 5/10生 牡
父 サンダースノー 母 プラージュ(母父 スペシャルウィーク)
落札者 (株)キャピタル・システム
販売者 (株)ハシモトファーム
【現地メモ】
5日の開催の間、市場内では
サラブレッドセールのブランディングに合わせた高級車の出店があるなど
コロナ流行前の時のような活気が戻っていました。
上場馬たちが待機している馬房を訪ねていると
年々、北海道でも夏の気温が上昇しているのもあり
馬房の窓に扇風機を取り付ける牧場やコンサイナーが増えています。
目隠しのカーテンを取り付け、馬の性格に合わせて落ち着かせるなど
生産者やコンサイナーが手塩にかけた愛馬たちにそれぞれの工夫を凝らしているのが興味深いです。
生産者による手作りの上場馬紹介カードが微笑ましい。
セール会場で耳慣れない話があり、
とあるコンサイナーを訪問してみました。
最新機械によって施術するスキンリフティングといわれるもの。
セール上場前に施すことによって、訓練等によって緊張した筋、狭くなった可動域を元に戻し、リラックス効果を与え、フケや抜け毛もきれいに取り除かれるのでその馬のパフォーマンスを戻すコンディショニングなのだそうです。
通常は人間用に実用化されているもので、それを馬に応用するとは馬産地ならでは。
しかも施術しているのは地元の柔道整復師というから驚きです。
上場馬すべてに高額取引の可能性があるセールであることは
昨今の売却率・売却総額がレコード続きであることが証明していますので
自然と販売申込者の力が入るのも納得です。
これから馬産地でも導入がスタンダードになっていくのでしょうか。
5日間のサマーセールを終え、古川市場長はインタビューで
「購買者がセリで馬を購入するという楽しみを感じて頂けるような試みをしているのも好成績の結果につながってきていると思う。
こうした試みであったり、コロナ渦であっても馬券の売り上げが好調で、厩舎や馬主に還元され、様々な要因が追い風となり最終的に馬産地に還元されている。」
シニスターミニスターやシャンハイボビー産駒に人気があった質問を受け、
「2024年に地方競馬のダート3冠がスタートするのも日高に多いダート種牡馬の人気に拍車をかけ、いい繁殖が集まることでセリにも今後さらに好影響が現れるのではないかと期待している」と話しました。
【5日間総合成績】
購買登録者数 1,523名(内、オンライン103名)
上場頭数 1,237頭 (牡681頭、牝556頭)
落札頭数 958頭 (牡549頭、牝409頭)
売却率 77,45% (牡80,62%、牝73,56%)
売却総額(税込) 7,024,710,000円(牡4,611,200,000円、牝2,413,510,000円)
平均価格(税込) 7,332,683円(牡8,339,271円、牝5,901,002円)
最高価格(税込) 41,800,000円
NO.651 ファーゴ2021 5/23生 牡
父 マインドユアビスケッツ 母ファーゴ(母父 ハーツクライ)
落札者 松本 好雄 氏
販売者 岡田スタッド
99頭の馬にオンラインからビットが入り、オンラインで落札された馬は27頭でした。
大盛況に終わった今年のサマーセール。
来月9/20から9/22はHBAセプテンバーセールが開催されます。
詳細は主催者ホームページをご覧ください。https://www.hba.or.jp/
最終日の注目馬に沢山の報道関係者が集まりました。
静内農業高校生産馬NO.1210マドリガルスコア2021(父 アニマルキングダム)は(有)ミルファームが落札。過去2番目に高い7,700,000円での取引になり、馬産地に刺激を与えました。
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夏競馬が賑わっています
2022年08月10日
不安定な気候が続く今年の北海道の夏ですが、北海道シリーズが開催中です。
札幌競馬は第2回へと開催を進め、熱い戦いを繰り広げています。
毎年実力馬が顔を揃える「札幌記念」(GⅡ芝2000m)が8月21日に、
8月28日は「キーンランドカップ」(GⅢ芝1200m)、
9月3日に「札幌2歳ステークス」(GⅢ芝1800m)
と今後も見逃せないレースが控えています。
また、コロナ禍の影響を受けて2年間中止されていたワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待)が
8月27日、28日に3年ぶりに実施される予定です。
出場騎手についてはこちらを参照ください https://jra.jp/news/202208/080802.html
札幌競馬場では引き続き多くのイベントが開催中ですのでどうぞお楽しみください。
https://jra-fun.jp/event/sapporo/202202/
札幌記念を終えた翌日からは
馬産地日高では5日間の日程で北海道市場サマーセールが始まります。
8月22日(月)265頭 №. 1~265
8月23日(火)263頭 №.266~528
8月24日(水)260頭 №.529~788
8月25日(木)254頭 №.789~1042
8月26日(金)251頭 №.1043~1293
【 計 1,293頭/♂717、♀576】
詳しくは主催者ホームページをご覧ください
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