札幌馬主協会

お知らせ・イベント

オータムセールが開催されました

10月16日~17日の2日間に渡って本年の1歳市場最後となるオータムセールが北海道市場で開催されました。
初日は新規申込みの馬が対象で、2日めは本年に開催された国内1歳市場に申込歴のある馬が対象の
全238頭が上場されました。

〈1日目〉

北海道の冬が少しずつ近づいてきているのを肌で感じる季節になりました。
明るい昼間でも夕方のように馬たちの影が長く見えます。

オータムセール初日の朝は日差しが出ていたもののそのうち雨雲が低く垂れ込み、セール開始の12時になると強い風とともに雨が降り始め、変わりやすい秋の天気はその後も降ったり止んだりの繰り返しでした。
比較展示が晴れている間に終えられたのは幸いだったといえるでしょう。

この日の最高落札馬は
上場番号193のジャポニカスタイル2022(父 スワーヴリチャード)
新種牡馬リーディングを独走中のスワーヴリチャード産駒としては唯一の上場馬とあって
牝馬ながら激しい競り合いの末、オンラインから応札した河野勇樹氏が19,800,000円の値をつけ落札しました。


【1日目成績】

上場頭数:197頭 (牡81頭、牝116頭)
売却頭数:155頭 (牡66頭、牝89頭)
売却率:78.68%
平均価格:4,402,129円
売却総額:682,330,000円
最高価格:19,800,000円
NO.193 ジャポニカスタイル2022  牝
父スワーヴリチャード 母ジャポニカスタイル (母父キングズベスト)

落札者 河野 勇樹 氏
販売者 (株)Blooming Farm
(税込)

〈2日目〉

この日も雨が降ったり止んだりの天気。

この日の最高落札馬は近親に重賞勝ち馬を複数持つ
上場番号343のアドマイヤマリリン2022(父 パイロ)が18,700,000円で宮崎 俊也 氏に落札されました。

【2日目成績】

上場頭数:238頭 (牡120頭、牝118頭)
売却頭数:175頭 (牡93頭、牝82頭)
売却率:73.53%
平均価格:4,402,129円
売却総額:682,330,000円
最高価格:18,700,000円
NO.343 アドマイヤマリリン2022  牡
父パイロ 母アドマイヤマリリン (母父アグネスタキオン)

落札者 宮崎 俊也 氏
販売者  高橋 義浩 氏
(税込)

2023年度の全てのセールを終え、古川市場長は終わりのインタビューで1年を振り返り

好調の1歳市場に対しトレーニングセールは上場頭数が100頭なければ今後開催を見直さなければならなくなること、サマーセールの頭数過多の改善が急務であることに議論を進めることなど話をしました。

また、オータムセールの最高額落札がオンラインであったことに関しても触れていました。
近年、若い年齢層の新規馬主が増え、それがオンラインビットの参加者数にも反映されているのか、

オータムセールでは1,086名の購買登録者数がありそのうちオンラインビットにログインした人は69名。
オンラインからの応札があった馬は72頭いて、そのうちオンラインが最終落札だった馬は18頭でした。

現地で実際の馬を見て、という考え方はもちろんのことですが
来場しなくても安心して馬を購入できる市場になってきたことを実感します。

【オータムセール2023成績】

上場頭数:435頭 (牡201頭、牝234頭)
売却頭数:330頭 (牡159頭、牝171頭)
売却率:75.86%
平均価格:3,977,000円
売却総額:1,312,410,000円
最高価格:19,800,000円
NO.193 ジャポニカスタイル2022  牝
父スワーヴリチャード 母ジャポニカスタイル (母父キングズベスト)

落札者 河野 勇樹 氏
販売者 (株)Blooming Farm
(税込)

2023年は特に、異常な気候に振り回された開催が多く悩まされました。
そんな中、落札された馬たちを記録するカメラマンの方々は丸一日外で真っ向勝負で挑んでいました。


雨がたたきつける日はカメラにビニールを被せ、寒い時はカイロをバッテリーに貼り
40度にもなる酷暑でも、炎天下の中撮り続けていた姿が印象に残ります。

市場長が120点をつける2023年北海道市場が無事終わりました。
関係者の皆様、お疲れさまでした。

今後は繁殖馬セールが開催の予定。

10/24 にはノーザンファーム ミックスセール が ノーザンホースパークで
10/25にはジェイエス 秋季繁殖馬セール が 北海道市場で開催されます。
詳しくは主催者ホームページにてご確認ください。