当協会会員馬の優勝記録 ‐2025年5月-
2025年06月09日
カテゴリ:愛馬の記録
トレーニングセールが開催されました
2025年05月26日
5月20日 日高軽種馬農業協同組合が主催のトレーニングセールが札幌競馬場で開催されました。
セール前日の19日は9時から公開調教が行われ
最初はあいにくの雨模様でしたが
各馬が日頃のトレーニングの成果を披露しました。
20日のセール当日は快晴の中、13:30から始まり
始まってまもなく68,200,000円というトレーニングセール史上最高落札額を叩き出し
そのあとも会場の熱気とともに活発なせり上がりとなりました。
上場頭数 94頭(牡53頭、牝41頭)
落札頭数 68頭(牡38頭、牝30頭)
売却率 72.34%(牡71.7%、牝73.17%)
売却総額(税込) 504,460,000円
平均価格(税込) 7,418,529円
最高価格(税込) 68,200,000円
No.7-テオレーマ2023 牡
父コントレイル 母テオレーマ(母父ジャスタウェイ)
KEN&BRAINS(株) 販売
(株)ライフハウス 落札
カテゴリ:セール
当協会会員馬の優勝記録 ‐2025年4月-
2025年05月11日
カテゴリ:愛馬の記録
札幌競馬場イベント情報
2025年05月08日
「私も今年70歳、馬主歴は38年」 :北所直人氏
2025年04月18日
今年4月30日で70歳になり、馬主歴も38年になりました。
このコーナー掲載も、今回で3回目となり、1回目55歳(2011年4月)。2回目66歳(2021年6月)。
昨年は札幌開催で、同じく札幌馬主協会会員の高村伸一牧場生産のペイシャエスがエルムステークスを優勝しました。
3月4日現在、JRAで私は50頭の登録馬がいます。
その中には6頭の平地・障害のオープン馬、ペイシャエス、キタノエクスプレス、キタノリューオー、ペイシャフラワー、ペイシャケイプ、キタノブレイドと、2頭の準オープン馬、キタノズエッジ、キタノソワレ、3頭の2勝馬、ペイシャカレン、キタノブライド、ペイシャスウィフトなどがおり、他にも楽しみな馬たちがスタンバイしています。
また、元JRAオープン馬のキタノヴィジョンは、昨年の交流重賞・南部杯で3着と健闘し、今年2月に大井競馬場に移籍。今後の地方での活躍が楽しみです。
毎年1歳馬を45頭前後購入し、基本全馬JRAに入厩予定です。
前回も掲載させて頂きましたが、調教施設も充実し、屋内800mダート坂路、屋内600mダート坂路、屋内800mダートトラック、屋内500坪の屋内運動場、ウォーキングマシン3台、体重計3台、練習用ゲートがあり、天候に左右されず、計画通りの調教を行えるようになっていて、馬房数は58。施設の使い方のノウハウも年々確立してきて、少しずつ当ファームは進化しています。
特に屋内800mダート坂路を使い始めてから、より強い調教が可能となり、馬の走法が大きくなって馬体に逞しさと精悍さが出てきたので、これまで以上に所有馬の活躍が楽しみです。
現在、私が重要視しているのは雇用問題です。日本中の企業が人手不足に悩まされていて、外国人の雇用が必要となっています。
競馬産業も例外ではなく、当社も13人の外国人スタッフを雇用しており、外国人スタッフは生活習慣、言葉の問題等の違いがあります。当社に入社後は、最初に「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」「おやすみなさい」の4つの挨拶の言葉を習慣づけるようにしています。
そして 月1回勉強会を開催、数やカタカナ等々の読み方を勉強してもらい、過去には警察職員に生活指導をしてもらう取り組みもしました。
そうして問題を少しずつクリアする事で、外国人スタッフが調教・厩舎作業等をスムーズに進められるようになってきました。 最近は猛暑日が続くので、夏までに快適に生活してもらうよう、社宅の全てにエアコンの設置を計画しています。
外国人雇用が必要となる時代を見据えて、後継者の北所拓也(専務)にはアメリカ・イギリスでの研修を積ませ、帰国後外国人スタッフを含めた当ファームのリーダーとして、外国経験をいかしながら、仕事の指示や生活面のサポートをしています。
例年通り、今年もセリでは30頭の購買を予定しています。70歳の私、専務、牧場スタッフと各セリ市場で、購買予定の1歳馬を見ながら一日を過ごす事が毎年の楽しみであり、今年も楽しみにしています。
また、所有馬の活躍を家族と日々応援するのも、私の楽しみとなっています。
私は、楽しみながら人生を歩んでいます。
当協会会員馬の優勝記録 ‐2025年3月-
2025年04月08日
カテゴリ:愛馬の記録
当協会会員馬の優勝記録 ‐2025年2月-
2025年03月12日
カテゴリ:愛馬の記録
「2025年フレッシュマンサイヤー検証」
2025年02月20日
初年度産駒が2025年にデビューするフレッシュマンサイヤーの検証をお届けしたい。それはすなわち、一連の2歳トレーニングセールに産駒が初めて登場する種牡馬の考察を意味する。北米では3月11日からのOBS3月セール、欧州では4月16日からのタタソールズ・クレイヴンセールを皮切りに、今年の2歳セール・サーキットが開幕するが、ご購買をご検討の皆様の参考になれば幸いである。
米国供用馬で、初年度(22年)の種付け料が最も高かったのは、ダーレーにて7万50000ドル(約1178万円)で供用されたエッセンシャルクオリティ(父タピット)だった。2歳時にG1ブリーダーズCジュヴェナイル(ダート8・5F)を含む2つのG1を制して最優秀2歳牡馬となり、3歳時にもG1トラヴァーズS(ダート10F)など2つのG1を制して最優秀3歳牡馬になるという、輝かしい戦績をあげた同馬。24年に北半球で開催された1歳市場では、68頭の初年度産駒が種付け料の約2・4倍となる平均価格18万0591ドル(約2835万円)で購買され、マーケットの評価も上々だった。ちなみに、同年のJRHAセレクトセールに上場された父エッセンシャルクオリティ・母レッドラークの1歳牡馬は、9200万円で購買されている。
マーケットにおける評価がさらに高いのが、ヒルンデイル・ファームスにて種付け料5万ドル(約785万円)でスタッドインしたシャーラタン(父スパイツタウン)だ。22年のファシグテイプトン・ノヴェンバーに上場されたシャーラタン受胎牝馬7頭のうち、5頭が平均価格52万7千ドル(約8274万)で購買されて関係者の注目を集めると、24年の北半球における1歳市場では、3頭のシャーラタン初年度産駒がミリオンを越える価格で購買され、平均価格は種付け料の5倍近い24万8627ドル(3903万円)に達するという、好調な売れ行きを示した。現役時代の同馬は、球節に不安を抱えていたため5戦したのみだったが、6馬身差で制したG1アーカンソーダービー(ダート9F)、7か月半の休み明けだったにも関わらず4馬身半差で制したG1マリブS(ダート7F)など4勝をマーク。その圧倒的なスピード能力は、種牡馬としての大きな魅力となっている。また、北米供用馬では、24年の1歳市場における初年度産駒の平均価格が、初年度種付け料(4万ドル=約628万円の5倍近い19万7589ドル(約3102万円)に達した売却率も83.2%という上々の数字をマークしたマックスフィールド(父ストリートセンス)も、注目の若手種牡馬と言えよう。
22年に欧州でスタッドインした新種牡馬で、マーケットで長打を連発しているのが、クールモアスタッドにて6万5000ユーロ(約1047万円)で種牡馬入りしたセントマークスバシリカ(父シユーニ)だ。22年のタタソールズ・ディセンバーで、セントマークスバシリカを受胎しての上場だった重賞入着馬ラヴイズユーが140万ギニー(2億8280万円)で、同じくセントマークスバシリカを受胎しての上場だった重賞勝ち馬の母アーチエンジェルガブリエルが80万ギニー(約1億6160万円)で購買され、関係者の注目を集めた後、初年度産駒が1歳となった24年、アルカナ・オーガストに上場された母プルデンジアの牝馬が170万ユーロ(約2億7370万円)、タタソールズ・オクトーバーに上場された母ロンジナの牡馬が95万ギニー(約1億9190万円)で購買されるなど、高評価を受ける初年度産駒が複数出現。購買された58頭の平均価格も19万8552ギニー(約4011万円)という、高い水準に達している。2歳から3歳にかけて7Fから10.5FのG1を5勝し、3歳時には無敗で欧州年度代表馬の就いた同馬。産駒のデビューが楽しみな種牡馬であることは、間違いない。
欧州供用の新種牡馬で、穴馬的な存在をあげるとすれば、ヴィクタールドラム(父シャマーダル)になろうか。2歳時にG1ジャンルクラガルデル賞(芝1600m)、3歳時にG1仏二千ギニー(芝1600m)を制した後、ロジ牧場で種牡馬入りした同馬。初年度の種付け料は1万5000ユーロ(約242万円)と、さほど高額ではなかったが、24年のアルカナ・オーガストに上場された母リリエンブルームの牡馬が42万ユーロ(約6762万円)で、同年のアルカナ・オクトーバーに上場された母アラカナの牡馬が同じく42万ユーロという高値で購買され、ロングヒッターぶりを見せつけた。1歳市場における初年度産駒の売却率も83.75%と高く、注目度が急上昇している若手種牡馬と言えよう。欧州では、ダルハムホールスタッドにて5万5000ポンド(約1051万円)で供用されたパレスピーア(父キングマン)も注目の1頭だ。現役時代の成績は11戦9勝。3歳、4歳時に連覇したG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)を含めて5つのG1を制した同馬。24年の1歳市場では、目を引くような高額で購買される馬は現れなかったが、交配された牝馬のうち上質なものの多くはマクトゥーム家による所有馬だったため、そうした牝馬の産駒は市場には出てこなかったというのが実情だ。キングマンの直仔は日本でも動いており、その後継馬としてのパレスピーアは、日本人も充分にマークする必要がありそうだ。
(*編集部注/1㌦=157円、1ユーロ=161円、1ギニー=202円、1ポンド=191円で計算)