札幌馬主協会

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セレクションセールが開催されました

月25日(火)、26日(水)に新ひだか町静内の北海道市場にて今年も2日間にわたりセレクションセールが開催されました。

 

セレクションセールは血統基準と、日本市場唯一の実馬検査によって選抜された1歳馬たちが上場するプレミアム市場です。

 

選定の基準となるのは

・血統

・馬体検査

・セール当日に合わせたコンディション

とされています。

 

今年は新型コロナウィルス感染症の流行がひと段落し、久しぶりに入り口での入場制限が解除されました。

 

7月24日(月)比較展示

 

最高気温は27度に近く、じっとしていても汗が滲み出てくる蒸し暑い日になり、会場の中では「暑いですね」が挨拶の決まり台詞になっていました。

 

11時から17時まで全頭の前日展示が実施され、じっくりと各馬をチェックできる比較展示も行われました。

  

 

1日目

時折、小雨がぱらつく蒸し暑い日となった初日。

 

セール前には、2019年のセレクションセール出身で2023年度の大阪杯(G1)を制したジャックドール号の表彰式が行われ古川雅且市場長から関係者に記念品が贈られたあと、いつもより1時間遅らせた11時からセールが開始しました。

 

先に行われたセレクトセールの勢いをそのままに1頭目から3千万台の高額取引からスタート。

セール終了の16時半まで活発なせりが続きました。

 

この日の最高落札額馬はセレクションセール史上2位となる上場番号84番の カリーニョミノルの2022(牡・父シニスターミニスター・㈲フジワラファーム生産)の1億340万円(税込)で、今福洋介氏に落札されました。

 

 

 

 

 

【1日目成績】

上場頭数:149頭 (牡112頭、牝37頭)

売却頭数:139頭 (牡105頭、牝34頭)

売却率:93.29%  

平均価格:23,452,950円  

売却総額:3,259,960,,000円

(税込)

 

2日目

快晴となりましたが前日ともに北海道でも珍しい暑さに見舞われたセレクションセール最終日。

昨日の終了時点で売却率は93.29%。

気温に負けずこの日のセールも熱く盛り上がりました。

  

 

 

2日目の最高価格は

報知杯フィリーズレビューを優勝したエーポスを半姉に持つ、上場番号224番ストライクルート2022(牡、父エピファネイア・㈲フジワラファーム生産)の6,600万円(税込)で、吉岡実氏に落札されました。

 

 

【2日目成績】

上場頭数:146頭 (牡100頭、牝46頭)

売却頭数:132頭 (牡93頭、牝39頭)

売却率:90.41%  

平均価格:22,359,167円  

売却総額:2,951,410,000円

(税込)

 

【2日間成績】

上場頭数:295頭 (牡212頭、牝83頭)

落札頭数:271頭 (牡198頭、牝73頭)

売却率:91.86% (前年87.38%)

売却総額:6,211,370,000円

平均価格:22,920,185円

最高価格:103,400,000円

 

(税込)

 

2日間の開催を終え、古川市場長はインタビューで

「上場馬の質が上がり、選りすぐりの馬だというのが購買者に認知されたのだと思う。

初めて2日間共に売却率が9割を超え、選定の甲斐があった。

セレクトセールの流れからきた購買者にはリーズナブルに見えたのではないか。」

と話していました。

 

地方競馬を舞台にダート3冠が来年から始まることに加え大井で無敗の3冠馬ミックファイア(2019年サマーセール取引馬)が誕生したこともありダート系の種牡馬が高額になるケースが目立ったことにも触れていました。

今セールの最高落札馬の父もミックファイアと同じシニスターミニスター。

このミックファイア自身がオンラインでの応札で落札されたということも興味深いところです。

 

オンライン購買登録者数  46人  

        応札数  152ビット

        落札数  7頭

 

セレクションセールの進行はスムーズに終わり、両日とも16時半には終了しました。

 

次回、8月のサマーセールは上場頭数が多く、各日終了時間が遅くなることが予想されますのでご参加予定の方はご留意ください。

 

HBAサマーセール2023 開催概要